靴好き必見
「そろそろ良い革靴が欲しいけれど、
ブランドが多くて選べない…」
海外の有名ブランドから日本の職人ブランドまで、価格や知名度だけで選んで失敗していませんか?
20代から40代以上まで、あなたの年齢や立場にふさわしい「一生モノ」の選び方を、忖度なしの格付け形式で解説しました。
こんにちは。靴と出会うブログ運営の靴好きです。
皆さんは、3万円台で手に入るのに7万円以上の高級靴に見劣りしないと噂される革靴をご存知でしょうか。それが今回ご紹介するインドネシア発のブランド、Jalan Sriwijayaです。
コストパフォーマンス最強と言われる一方で、ネット上の評判やレビューを検索すると「痛い」「修行が必要」「サイズ選びが難しい」といった不安になる言葉も目につきます。
私自身も初めて購入したときは、そのタイトなフィッティングに驚きつつも、馴染んだ後の極上の履き心地に感動した経験があります。
この記事では、実際に購入して履き込んだ経験や市場の評価をもとに、良い評判だけでなく悪い口コミの真実についても包み隠さずお話しします。特にサイズ感や経年変化、取扱店舗での試着の重要性など、購入前に知っておくべきポイントを網羅しました。
Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)は、その圧倒的なコストパフォーマンスで革靴愛好家から初心者まで幅広い層に支持されています。しかし、その特殊な製法ゆえに「痛い」「サイズが難しい」といった独特の評判もつきものです。ここでは、実際にユーザーが直面する疑問や不安について、私の経験も交えながら深掘りしていきます。
結論から言うと、「痛い」という評判は多くのユーザーにとって事実であり、避けて通れない道かもしれません。これは品質が悪いからではなく、Jalan Sriwijayaが採用している「ハンドソーンウェルテッド製法」という贅沢な作りに理由があります。
この製法では、インソールとアウトソールの間に分厚いコルクが敷き詰められています。履き込むことでこのコルクが足の形に合わせて沈み込み、最終的にはオーダーメイドのようなフィット感を生み出します。そのため、新品の状態では「沈み込み」を計算に入れて、かなりタイトなサイズを選ぶことが推奨されているのです。
購入直後から1ヶ月程度は、足が強く締め付けられるような痛みを感じることが多く、これを愛好家の間では「修行」と呼んでいます。しかし、3ヶ月から半年ほど履き込むと、コルクが沈み革が馴染むことで、痛みは嘘のように消え、吸い付くようなフィット感に変わります。
この変化こそがJalan Sriwijayaの醍醐味ですが、最初から快適な履き心地を求める方にとっては、少しハードルが高く感じるかもしれませんね。
ネット通販で購入する際、最も悩ましいのがサイズ感ではないでしょうか。Jalan SriwijayaはUKサイズ表記を採用していますが、一般的なUKサイズよりも「ハーフサイズ下」を選ぶのが正解とされることが多いです。
これは先ほどお話しした「沈み込み」が大きいためです。もし新品の段階で「ジャストサイズ(少し余裕がある状態)」を選んでしまうと、半年後にはコルクが沈んでブカブカになってしまうリスクがあります。
私は普段スニーカーで26.5cmを履いていますが、Jalan Sriwijayaのローファー(ラスト18045)ではUK6.5を選びました。最初はかなりきつかったですが、今ではジャストフィットです。もしUK7を選んでいたら、今頃は踵が抜けていたでしょう。
近くに試着できる店舗がない場合は、ZOZOTOWNの足の計測ツール「ZOZOMAT」に対応しているモデルで相性スコアを確認するのも一つの手です。
ブランドの顔とも言えるのが、コインローファーの「98998」です。このモデルが絶大な支持を集める理由は、フレンチトラッドの名作を彷彿とさせる美しいシルエットと、日本人の足に合うように改良されたラスト(木型)「18045」にあります。
ローファーは紐で調整ができないため、サイズ選びがシビアで「踵が抜ける」という悩みがつきものです。しかし、この「18045」ラストはヒールカップが小ぶりに設定されており、踵が小さい傾向にある日本人の足でもしっかりとホールドしてくれます。
「3万円台でこの革質とシルエットは奇跡」という良いレビューが多い一方で、「最初は甲が痛い」という声もやはり多いですね。ビジネスカジュアルからデニムスタイルまで幅広く使える万能さは、一足持っておいて損はないと思います。
ビジネスマンにとっての必須アイテム、ストレートチップ(98321など)も非常に評判が良いですね。冠婚葬祭から重要な商談まで対応できる格式高いデザインでありながら、ハンドソーンウェルテッド製法特有の「返りの良さ」のおかげで、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
多くのモデルでダイナイトソール(ラバーソールの一種)を採用している点も、雨の多い日本のビジネスシーンでは心強いポイントです。実用性と高級感を兼ね備えているため、「初めての本格革靴」として選ばれることも多いですよ。
検索していると「ソールが減るのが早い」というネガティブな口コミを見かけることがあります。特にレザーソールモデルを購入された方に多い意見です。
正直なところ、これはJalan Sriwijayaに限った話ではなく、レザーソール全般の特性だと言えます。アスファルトの上を歩けば、革底はどうしても削れてしまいます。パラブーツのような頑丈なラバーソールと比較すると、どうしても減りが早く感じてしまうのは仕方がない部分です。
購入直後に「ハーフラバー(つま先から接地部分へのゴム補強)」や「トゥスチール」を装着することをおすすめします。数千円の投資で、ソールの寿命を劇的に延ばすことができますよ。
「コスパ最強」と言われる最大の理由が、使用されている革の品質です。Jalan Sriwijayaでは、エルメスなどの超一流メゾンにも革を供給しているフランスの老舗タンナー「デュプイ社(Les Tanneries du Puy)」のカーフレザーを多くのモデルで採用しています。
一般的な3万円台の革靴では、表面を樹脂でコーティングした「ガラスレザー」などが使われることも多いですが、Jalan Sriwijayaは自然な風合いの「フルグレインカーフ」を使用しています。そのため、履き込んで手入れをするほどに美しい光沢が増し、味わい深い経年変化(エイジング)を楽しむことができます。
1年後、2年後と履き続けることで、新品の時よりもカッコよく育っていく。そんな体験ができるのも、このブランドならではの魅力ですね。
ここまで特徴を見てきましたが、実際に購入を検討する際には他ブランドとの比較も重要です。自分にとってJalan Sriwijayaがベストな選択なのか、競合と比較しながら判断基準を整理してみましょう。
よく比較対象に挙がるのが、日本の「REGAL(リーガル)」やスペインの「Berwick(バーウィック)」です。それぞれの特徴を整理しました。
| ブランド | Jalan Sriwijaya | Berwick 1707 | REGAL |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約3.6万〜4.2万円 | 約3万〜4万円 | 約2.5万〜4万円 |
| 製法 | ハンドソーン (手縫い) | グッドイヤー (機械縫い) | グッドイヤー (機械縫い) |
| 特徴 | 足馴染みが抜群。 革質が良い。 | 頑丈でデザイン豊富。 雨に強い。 | 安心の国内品質。 甲高幅広に合う。 |
| おすすめな人 | 本格靴の履き心地と 革質を重視する人 | 耐久性と実用性を 最優先する人 | 試着のしやすさと アフターケア重視の人 |
もしあなたが「インポートブランドのような雰囲気」や「足に吸い付くようなフィット感」を求めているなら、迷わずJalan Sriwijayaをおすすめします。一方で、雨の日もガシガシ履きたい、メンテナンスは楽な方がいいという場合は、ガラスレザーのリーガルやタフなバーウィックの方が合っているかもしれません。
▼ 日本と海外、どっちを選ぶ?
Jalan Sriwijayaは、伊勢丹新宿店や日本橋髙島屋などの主要百貨店で取り扱いがあります。百貨店に置かれているということは、それだけ品質が信頼されている証拠ですね。
また、ユナイテッドアローズ(Green Label Relaxing含む)やBEAMSなどのセレクトショップでも頻繁に見かけます。面白いのは、これらのショップが展開する「別注モデル」です。インソールの色が違ったり、ソールがダイナイト仕様に変更されていたりと、通常ラインにはない魅力的なモデルが見つかることもあります。
もちろん、ZOZOTOWNや楽天市場などのオンラインショップでも購入可能です。ただし、人気モデルのゴールデンサイズ(UK6〜7.5あたり)は入荷してもすぐに売り切れてしまうことが多いので、こまめなチェックが必要です。
Jalan Sriwijayaの靴は、グッドイヤーウェルテッド製法の靴と同様に、ソール全体の張り替え(オールソール)が可能です。費用はラバーソールやレザーソールへの交換で概ね15,000円〜20,000円程度が目安になります。
構造上、複数回のオールソールに耐えられる作りになっているので、アッパー(革部分)の手入れさえ怠らなければ、10年以上愛用することも夢ではありません。「3万円台で買って使い捨てる」のではなく、「3万円台で買って一生モノにする」ことができるのが、このブランドの凄いところかなと思います。
今回は、Jalan Sriwijayaの革靴について、評判やレビューの真実を深掘りしてきました。最後に、このブランドがどんな人におすすめなのかをまとめておきます。
逆に、「買ってすぐに快適に歩きたい」「雨の日も手入れせずガシガシ履きたい」という方には、少し不向きかもしれません。しかし、その「修行期間」さえ乗り越えれば、価格以上の満足感と極上のフィット感が待っています。ぜひ、あなたもJalan Sriwijayaで本格革靴の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は執筆時点のものです。価格や仕様は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。