靴好き必見
「そろそろ良い革靴が欲しいけれど、
ブランドが多くて選べない…」
海外の有名ブランドから日本の職人ブランドまで、価格や知名度だけで選んで失敗していませんか?
20代から40代以上まで、あなたの年齢や立場にふさわしい「一生モノ」の選び方を、忖度なしの格付け形式で解説しました。
こんにちは。
靴と出会うブログ運営の靴好きです。
高級紳士靴の頂点とも言える、ジョンロブとベルルッティ。
どちらを選ぶべきか、特にサイズ感の比較で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
せっかく高い靴を買うのに、サイズが合わなくて痛い思いをするのは避けたいですよね。
また、実際の履き心地の違いや、長く愛用するための手入れの方法、そして靴の寿命についても気になるところです。
さらに、革が馴染んでくるエイジングの様子や、ビジネスシーンにおけるフォーマル度についても知っておきたい重要なポイントかと思います。
この記事では、私が様々な情報を調べたり体験したりしたことをもとに、両ブランドのサイズ感や特徴を徹底的に比較していきます。
あなたにとって最高の一足を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。
ジョンロブとベルルッティのどちらを選ぶべきか、まずは根本的なサイズ感の違いから見ていきましょう。
それぞれのブランドが持つフィッティングの考え方を知ることで、自分に合う靴が見えてきます。
ジョンロブの木型は、人間の足の自然な骨格をしっかり支えてくれる英国靴らしい作りです。
とくに土踏まずの強力なサポートと、踵を包み込むようなホールド感が素晴らしいですね。
対してベルルッティは、足を第二の皮膚のように包み込むような、彫刻的で美しいラストが特徴です。
甲が低く作られているモデルが多いので、甲高や幅広の方が多い日本人にとっては少しシビアな面もあります。
ジョンロブは、最初は少し硬さを感じるかもしれませんが、足を面でしっかりホールドしてくれる安心感があります。
長時間の歩行でも疲れにくい構造になっているのが大きな特徴です。
一方のベルルッティは、ヴェネツィア・レザーという非常に柔らかい革を使っているため、最初から足当たりが良いです。
まるで足に吸い付くような、優しく包み込まれるような極上の履き心地を楽しめます。
ジョンロブの場合、革の横方向への伸びはあまり大きくないため、最初からボールジョイント(足の最大幅)が合うものを選びます。
ベルルッティの細いラストで無理に小さなサイズを選ぶと、足の形が浮き出て美しさが損なわれたり、痛い思いをしたりします。
注意ポイント
甲の高さや横幅に合わせて、場合によってはハーフサイズ上げるなどの調整が必要です。
無理なタイトフィットは避け、足の幅に合わせてジャストなサイズを選ぶのが正解です。
ジョンロブは中底にコルクがたっぷり詰まっている製法のため、履き込むとこのコルクが沈み込みます。
だいたい数ミリほど沈むため、靴の中の空間がハーフサイズほど広くなります。
そのため、最初は少しキツめ(関節が痛くはない程度)のジャストサイズを選ぶのが鉄則です。
逆にベルルッティはコルクの層が非常に薄いため、底の沈み込みによる劇的なサイズの拡大はほとんど期待できません。
ジョンロブの高級カーフは形状記憶力が高く、長年履いても型崩れしにくいのが特徴です。
深いシワも入りにくく、端正なフォルムを保ったまま美しくエイジングしていきます。
ベルルッティのヴェネツィア・レザーは柔らかいため、比較的早く横方向に革が伸びて足の形に変形してくれます。
底の沈み込みがない分、この革の横伸びを見越してサイズを見極めるのがポイントになります。
ジョンロブは非常に堅牢で、ソールの全面張り替え(オールソール)も複数回可能です。
一般的なクリームで手入れをしていれば、10年、20年と長く履き続けられる寿命の長さが魅力ですね。
ベルルッティは手入れが一種の儀式のようです。
独特の色付け(パティーヌ)がされているため、手入れには専用のクリームが推奨されます。
また、水に非常に弱いため雨の日は履けませんし、デリケートなケアが求められます。
ジョンロブの「シティ II」などの黒のストレートチップは、いかなる厳格なビジネスシーンでも完璧に対応します。
圧倒的な誠実さや重厚感をアピールしたい場面では、最高のフォーマル度を発揮します。
ベルルッティの「アレッサンドロ」などの一枚革で作られたホールカットは、非常に華やかでセクシーな印象を与えます。
クリエイティブな職業の方や、少し個性を出したいビジネスシーンに向いているかなと思います。
ここからは、さらに具体的なモデルや製法の違いに踏み込んで、どちらがあなたの足に合うのかを比較していきます。
実際の選び方のコツや、悩みを解決するラスト選びについても紹介しますね。
靴のサイズ感を大きく左右するのが、靴底を取り付ける製法の違いです。
ジョンロブに多いグッドイヤーウェルト製法は、最初は硬いですが、自分の足型を靴底にゆっくり記憶させていく楽しみがあります。
ベルルッティに多いマッケイ製法は、ソールの返り(屈曲性)が良く、最初から歩きやすいのが最大のメリットです。
それぞれの製法による経年変化の特性を理解しておくことが、サイズ選びの失敗を防ぐカギになります。
| ブランドとラスト | つま先の形状 | 甲の高さ |
|---|---|---|
| ジョンロブ(7000) | 標準的でクラシック | 標準からやや高め |
| ベルルッティ(デムジュール) | 非常に長く前方に伸びる | 非常に低い |
ジョンロブの「7000」は、万人の足に合いやすいバランスの取れた名作ラストです。
一方、ベルルッティの「デムジュール」は、ノーズが長く甲が低い細身のシルエットです。
7000でジャストサイズの方でも、デムジュールだと甲が当たってしまい、サイズ選びが難しくなるケースが多いですね。
もしデムジュールの細さが足に合わず痛い思いをしそうなら、ベルルッティの「ガレ」という木型を試してみてください。
ガレは丸みを帯びたラウンドトゥで、デムジュールよりも甲周りや全体にゆとりがあります。
サイズ選びの裏技
デムジュールでキツく感じるサイズからハーフサイズ上げても、ガレなら踵が抜けたりつま先が余りすぎたりしにくいんです。
過剰な主張を避けたい方や、普通っぽい感じで好感が持てるシルエットが好きな方にもおすすめですね。
革靴の世界は奥深く、ブランドごとに様々な哲学や魅力があります。
ジョンロブやベルルッティだけでなく、他の素晴らしいブランドも知ることで、より自分に合った一足に出会えるはずです。
▼ 日本と海外、どっちを選ぶ?
色々な靴を比較して、ぜひお気に入りのブランドを見つけてみてください。
足の形が標準から幅広・甲高で、しっかりとしたサポートや一生モノの耐久性を求めるならジョンロブがおすすめです。
逆に、足に吸い付くような柔らかいフィット感や、他にはない芸術的な美しさを求めるならベルルッティが良いでしょう。
まずは自分の足の形と、靴に何を求めるか(頑丈さか、美しさか)を整理してみることが大切です。
なお、ここでご紹介したサイズ感や数値データはあくまで一般的な目安です。
正確なフィッティングや最終的なご判断は、必ず実店舗にて専門のスタッフにご相談ください。
いかがでしたでしょうか。
ジョンロブとベルルッティ、どっちを選ぶべきか、サイズ感の比較を中心にお伝えしてきました。
ジョンロブはコルクの沈み込みを計算して最初はタイトめを、ベルルッティは革の伸びを考慮しつつ無理のないジャストサイズを選ぶのが基本です。
どちらも既製靴としては間違いなく最高峰のブランドです。
ご自身の足型やライフスタイルとしっかり向き合って、後悔のない最高の一足を見つけてくださいね。