こんにちは。「靴と出会うブログ」運営者の靴好きです。
エアジョーダンのサイズ感って、本当に悩みますよね。特にAJ1(エアジョーダン1)やAJ4(エアジョーダン4)など、モデルによって全然フィット感が違いますし、定番のエアフォース1との比較も難しいところです。
「自分は幅広だからハーフサイズ上げるべき?」「ウィメンズモデルをメンズが履く場合はどうしたら?」など、高価なスニーカーだからこそ失敗したくない、という気持ちは私もよく分かります。
この記事では、そんなエアジョーダンの複雑なサイズ感の選び方について、モデルごとの特徴や注意点を分かりやすくまとめてみました。オンライン購入で失敗しないためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。
まず、エアジョーダンシリーズ全体のサイズ感に共通する「基本のキ」から押さえていきましょう。ここを間違えると、モデル別の比較も難しくなってしまうので重要です。
多くの方が基準にしがちなナイキの定番「エアフォース1(AF1)」ですが、これがエアジョーダンのサイズ選びにおける最初の「落とし穴」かもしれません。
AF1は、ナイキのスニーカーの中でも最も「幅広」で「ゆったり」した作りをしています。そのため、普段AF1をジャストサイズ、あるいはハーフサイズ(-0.5cm)下げて履いている方も多いかなと思います。
しかし、その感覚でエアジョーダン(特にAJ1やAJ4)を選ぶのは危険です。
AF1(1982年)は「快適性」重視のゆったり設計ですが、エアジョーダン1(1985年)やエアジョーダン4(1989年)は、マイケル・ジョーダンのパフォーマンスを支えるため、「フィット感」や「ホールド感」を重視したタイトな設計へと進化しています。
もし、あなたがAF1を履いて「ちょうどいい」あるいは「少しきつい」と感じる場合、AJ1やAJ4はAF1よりもハーフサイズ(+0.5cm)以上アップする必要があります。
「AF1と同じサイズ」という選択は、多くの場合、失敗につながる可能性が高いと覚えておきましょう。
オンライン購入で特に注意したいのが、「CM(センチメートル)」表記です。私たちはついCM表記を見てしまいますが、スニーカーのグローバル基準は「USサイズ」です。
特に重要なのは、同じCM表記でも「USメンズ」と「USウィメンズ」は全く別物だという点です。
例えば「27.0cm」は、USメンズでは「9」ですが、USウィメンズでは「10」に相当します。この違いを理解していないと、後述するウィメンズモデルの購入で致命的なミスを犯すことになります。
購入前に、ご自身のCMサイズがUSメンズ(M)とUSウィメンズ(W)でそれぞれ何にあたるのか、NIKEの公式チャートなどで確認しておくことを強くおすすめします。
| かかとからつま先(cm) | サイズ (CM) | US メンズ (M) | US ウィメンズ (W) |
|---|---|---|---|
| 23.7 | 24 | 6 | 7 |
| 24.1 | 24.5 | 6.5 | 7.5 |
| 24.5 | 25 | 7 | 8 |
| 25 | 25.5 | 7.5 | 8.5 |
| 25.4 | 26 | 8 | 9 |
| 25.8 | 26.5 | 8.5 | 9.5 |
| 26.2 | 27 | 9 | 10 |
| 26.7 | 27.5 | 9.5 | 10.5 |
| 27.1 | 28 | 10 | 11 |
| 27.5 | 28.5 | 10.5 | 11.5 |
| 27.9 | 29 | 11 | 12 |
※標準的な換算目安です。フィット感を保証するものではありません。
エアジョーダンシリーズ、特にAJ1やAJ4は、全体的に「幅が狭い」のが特徴です。
もしご自身が「幅広」や「甲高」であると自覚している場合、サイズ選びはより慎重になる必要があります。
結論から言うと、幅広・甲高の方は、迷わずハーフサイズアップ(+0.5cm)を選択するのが賢明です。レビューを見ても「ナイキはいつも横幅が小さいのでワンサイズ上げて正解だった」という声は非常に多いですね。
もし、あなたが普段履いているエアフォース1(AF1)ですら「すでに(幅が)きつい」と感じるレベルであれば、AJ1やAJ4ではワンサイズアップ(+1.0cm)が最適な選択となる可能性が高いです。
ここが、エアジョーダンのサイズ選びにおける最大の「罠」だと私は思っています。
最近はウィメンズ(W)限定の魅力的なカラーが多く、男性が購入するケースも急増しています。しかし、「CM表記が同じだから大丈夫だろう」と考えると、ほぼ確実に失敗します。
ウィメンズモデルは、単にメンズを小さくしたものではありません。「甲の高さと幅が、メンズモデルより細い」専用の木型(ラスト)で製造されています。
【失敗例】
普段メンズ27.0cm(US M9)の男性が、ウィメンズモデルの「27.0cm」(US W10)を購入。
結果: 長さも足りず、幅も甲も狭い、履くこと自体が困難な靴が届いてしまいます。
【正しい2段階調整法】
男性がウィメンズモデルを買う際は、CM表記を無視し、以下のステップを踏んでください。
CM表記だけでウィメンズモデルを選ぶのは絶対にNGです。この2段階調整が、失敗を避ける唯一の方法と言ってもいいでしょう。
GS(Grade School)モデルは、主に小学生(高学年)向けに設計されたシューズです。
ウィメンズモデル以上に幅が狭く、甲も低い設計が特徴です。また、コストダウンのために、クッション技術である「エア」が省略されていたり、仕様が異なったりすることが多く、メンズモデルとは履き心地が根本的に異なります。
足の小さな女性が履くことは可能ですが(その場合も大幅なサイズアップが必要)、成人男性がGSモデルを履くことは、フィット感(特に幅)と本来の履き心地の観点から、推奨されません。
基本が分かったところで、ここからは特に人気の高いモデル(AJ1, AJ4, AJ11)に絞って、それぞれのサイズ感の「癖」を詳しく見ていきましょう。
シリーズで最も人気のあるエアジョーダン1(AJ1)ですが、そのサイズ感は定説通り「やや小さめ(幅が狭い)」です。
前述の通り、AF1が「幅広・ゆったり」なのに対し、AJ1は「幅狭・タイト」な設計。レビューを分析しても、「ジャストで買ったら幅がキツかった」「ハーフサイズ上げればよかった」という声が目立ちますね。
もちろん、足幅が細い方であればジャストサイズ(TTS: True To Size)でも問題ないかもしれませんが、多くの方にとって、特に幅広の方はハーフサイズアップ(+0.5cm)が最も安全な選択になるかなと思います。
AJ1は、カット(High / Mid / Low)によっても体感的なフィット感が少し変わってきます。
足首までを完全にホールドする構造で、足首周りにはフィット感を高める厚手のパッド(クッション材)が内蔵されています。
靴紐を上まで締めると、このパッドが足首を固定すると同時に、タン(シュータン)を足の甲に押し付けます。この圧迫感により、Lowカットと同じサイズでも、全体的により「タイト」に感じられる傾向があります。
特に「甲高」の方は、この構造で甲部分に強い圧迫を感じやすいため、サイズアップの検討がより重要になります。
足首周りが開放されているため、HighやMid特有の圧迫感がありません。そのため、比較的「普段通りのサイズ」でも履きやすいとされています。
ただし、注意したいのは、足の「幅」や「つま先」部分の木型はHigh/Midと共通だという点です。足首が楽だからといって、AF1と同じ感覚で選ぶと、幅の圧迫感に悩まされる可能性があります。
エアジョーダン4(AJ4)は、AJ1に次ぐ人気モデルですが、サイズ感が「最も難しい」モデルの一つだと私は感じています。
AJ4のサイズ感を理解する鍵は、象徴的なデザインでもある「TPUウイング」(シューレースを通すプラスチックパーツ)と、サイドの「メッシュウィンドウ」です。
これらは単なる飾りではなく、中足部(足の甲から土踏まず)を「ガッチリ固定(ロックダウン)」するための機能部品。このTPUウイングがシューレースと連動し、足を靴に強力に固定します。
さらにAJ4には、「非常に狭いトゥボックス(つま先部分)」という、もう一つの重要な特徴があります。
AJ4のレビューが「ジャストでOK」「いや、絶対上げるべき」と真っ二つに割れる理由は、この「強い中足部ホールド」と「狭いトゥボックス」の組み合わせにあります。
この問題は「足の長さ」ではなく、「足の幅」とAJ4の設計の相性によって引き起こされます。
「ジャストサイズ(TTS)」を推奨する人(主に標準幅の足):
足幅が標準であれば、TPUウイングが中足部を設計通りに「快適に」固定します。靴の中で足がズレないため、元々狭いトゥボックスにも指が押し付けられず、AJ4本来の優れたフィット感を体験できます。
「サイズアップ」を推奨する人(主に幅広の足):
幅広の足が挿入されると、TPUウイングが中足部を強烈に締め付けます。この圧迫から逃れようと、足全体が(無意識に)前に押し出されます。その結果、ただでさえ「非常に狭い」トゥボックスに足の指(特に小指)が強く押し付けられ、激しい痛みを感じることになります。
つまり、「サイズアップ」を推奨している人は、「長さ」が足りないのではなく、中足部の「幅の圧迫」と、それによって引き起こされる「つま先への衝突」に苦しんでいるわけです。
この分析から、AJ4は「幅広・甲高」の方は必須でハーフサイズアップ(+0.5cm)を推奨します。この0.5cmの余裕が、幅の窮屈さを緩和し、つま先が衝突するのを防ぐ唯一の手段となります。
エアジョーダン11(AJ11)は、アッパー下部を一周する「パテントレザー(エナメル)」が最大の特徴です。そして、この素材こそがサイズ感を決める要因です。
パテントレザーは、通常のレザーとは異なり、ほとんど伸縮性がありません。
この伸縮性のない硬質な素材が、AJ4のTPUウイングのように、足の側面全体を強力に固定(あるいは圧迫)します。そのため、AJ11のサイズ感も「タイト」であり、特に幅広の方は圧迫感を強く感じる傾向にあります。
AJ11もAJ4と同様に、足幅の圧迫感が強いモデルですので、幅広の方はハーフサイズアップ(+0.5cm)を検討するのがおすすめです。
最後に、これまでの分析結果を「推奨サイズ早見表」としてまとめます。あくまで一つの目安として、あなたのエアジョーダン選びの参考にしてください。
| モデル名 | 基本的なフィット感(AF1比) | 標準幅のユーザー | 幅広・甲高のユーザー |
|---|---|---|---|
| エアフォース1 (AF1) | 基準(幅:広め / 長さ:標準) | ジャストサイズ (TTS) | ジャストサイズ (TTS) |
| AJ1 High/Mid | やや狭い(幅:狭め / 甲:タイト) | TTS or +0.5cm | +0.5cm 〜 +1.0cm |
| AJ1 Low | やや狭い(幅:狭め / 甲:標準) | TTS or +0.5cm | +0.5cm (必須) |
| エアジョーダン4 (AJ4) | 非常にタイト(幅:非常に狭い) | TTS or +0.5cm | +0.5cm 〜 +1.0cm |
| エアジョーダン11 (AJ11) | タイト(幅:狭め ※パテント) | TTS or +0.5cm | +0.5cm (推奨) |
| ウィメンズ (W) モデル (男性が着用時) | 非常に狭く、低い | Mサイズから +1.0〜1.5cm (US換算 +0.5cmUP) | Mサイズから +1.5〜2.0cm (US換算 +1.0cmUP) |
もし試着できる場合や、自宅に届いた際は、以下の点を確認してみてください。
この記事で紹介したエアジョーダンのサイズ感に関する情報は、一般的な傾向や多数のレビュー、公表されている構造的特徴を基にしたものです。個々の足の形状(左右差、ギリシャ型・エジプト型など)、復刻された年代、使用される素材によって、実際のフィット感は必ず異なります。
特にエアジョーダンは高額なモデルも多く、一度履くと返品・交換が難しい場合もあります。可能な限り、店頭で試着して判断することを強くおすすめします。
オンラインで購入する場合は、この記事の情報を参考にしつつ、最終的にはご自身の判断で、慎重にサイズを選んでくださいね。