こんにちは。靴と出会うブログ運営者の靴好きです。
新しく買った革靴、デザインは最高なのに「また靴ずれするかも…」と思うと、履き下ろすのが少し怖いですよね。わかります。革靴の靴ずれ防止って、本当に悩みのタネかなと思います。
特に、かかとやくるぶしが痛い時の対処法や、そもそも新品の革靴の慣らし方がよくわからない、という方も多いかもしれません。ローファーのように紐で調整できない靴は、なおさら不安ですよね。
でも、大丈夫です。実は、革靴の靴ずれは履く前の「仕込み」と「選び方」で、その多くを防ぐことができるんです。痛い思いをする前に、できることは沢山あります。
この記事では、私が実際に試して効果があった革靴の靴ずれ防止策を徹底的に解説します。新品の慣らし方はもちろん、サイズ選びの重要なコツ、ワセリンやテープ、絆創膏の賢い使い方、さらには100均(ダイソーやセリア)で手に入る優秀なグッズまで、幅広くカバーしていきますね。
革靴の靴ずれは、履き下ろしたその日に起こると思いがちですが、実は購入時と履く前の準備でほぼ決まります。ここでは、靴ずれを防ぐための最も重要な『仕込み』について解説しますね。
買ったばかりの革靴を、いきなり一日中履くのは絶対にNGです。新品の革靴はまだ硬く、あなたの足に馴染んでいません。まずは「履きならし(ブレイキング)」という儀式が必要です。
おすすめのステップは以下の通りです。
いきなり長時間はNG
「大事な商談の日」や「長時間歩く日」に新品を履き下ろすのは、靴ずれしてくださいと言っているようなものです…。必ず事前に履きならしを済ませておきましょう。
この地道なステップが、結局は一番の近道だったりします。
履きならしと並行して、革そのものを物理的に柔らかくする方法も非常に効果的です。
デリケートクリームで揉みほぐす
私がよく使うのは、シューケア用の「デリケートクリーム」(M.モゥブレィのものが有名ですね)です。これを少量指に取り、特に硬さが気になる部分(かかと、くるぶしが当たる履き口など)に塗り込みます。
この時の最大のポイントは、革の「外側」だけでなく、必ず「内側(ライニング)」にも塗り込むことです。足に直接当たる内側からケアすることで、革がしなやかになり、足当たりが格段に優しくなります。塗った後は、指で優しく揉みほぐしてあげましょう。
レザーストレッチスプレーを使う
より積極的に革を伸ばしたい場合は、「レザーストレッチスプレー(ムースタイプ)」も便利です。コロニルのストレッチムースなどが有名ですね。
使い方は、キツいと感じる部分の「内側から」スプレーし、スプレーが乾く前にすぐに靴を履いて歩くこと。体温とスプレーの成分、そして足の圧力によって、革があなたの足の形に合わせて効率よく伸びてくれます。
伸ばしすぎの心配なし
この方法のメリットは、シューストレッチャー(靴を広げる機械)とは違い、自分の足を「型」にするため、「伸ばしすぎる」心配が少ないことです。痛い部分だけをピンポイントで馴染ませることができますよ。
そもそもですが、靴ずれの最大の原因は「サイズのミスマッチ」です。「小さい靴」はもちろんダメですが、「大きすぎる靴」も深刻な靴ずれの原因になります。
なぜなら、靴が大きいと歩くたびに靴の中で足が前後に滑り、かかとが抜けたり(パカパカしたり)、逆に指が先端に強く当たったりするからです。脱げないように無意識に指で踏ん張ることで、足の甲を痛めることもあります。
サイズ選びで失敗しないためのポイントは2つです。
これは本当に多い失敗例です。革靴のサイズ表記は、スニーカーとは基準が異なります。革靴は「捨て寸(つま先の余裕)」があらかじめ設計に含まれているため、一般的なスニーカーのサイズより1.0cm〜2.0cm程度小さいサイズが適正になるケースが多いです。必ず試着してください。
また、近くの靴屋で買うより、Amazonで買う方が安いこともありますよね。
そういう場合は、まず靴屋の革靴の試着をして、できれば定員さんに適正な足のサイズを測ってもらうといいですよ。
どの靴屋さんにも、シューフィット用の機材があり、革靴も型によって変動はありますが、全くサイズが異なるということも少ないので。
足は夕方にかけてむくみます。午前中にピッタリの靴を選ぶと、夕方にはキツくなってしまいます。試着は足が最大になる「午後から夕方」に行い、その靴を「実際に履く場面で着用する靴下」で試すのが鉄則です。
店頭での最終チェックリスト5項目
ここからは、履く直前にできる予防策です。まずは「潤滑剤」アプローチ。
ワセリンは、摩擦係数を下げて物理的に滑りやすくすることで、靴ずれを未然に防ぐアイテムです。薬局で安価に手に入ります。
使い方はシンプルで、靴を履く前に、靴ずれしやすい部分(かかと、くるぶし、小指など)の「足の皮膚」に直接薄く塗ります。または、靴の内側(革のライニング)の、肌が当たる部分に薄く塗るのも効果的です。
携帯しておくと最強
ワセリンを小さなケースに入れて携帯しておき、日中に「あ、ちょっと痛くなりそうかも」と感じた時点で、こまめに塗り直すのが最も効果的ですよ。
【最重要】傷口には絶対に塗らないで!
ワセリンはあくまで「予防」のためのものです。すでに水ぶくれが破れたり、出血したりしている「傷口」には絶対に塗らないでください。雑菌が繁殖する原因になり、非常に危険です。
もう一つの強力な予防策が「防壁」アプローチ。皮膚の「身代わり」となるテープを貼り、摩擦をテープに受け止めてもらう方法です。
伸縮性や防水性を備えた靴ずれ防止専用のテープも良いですが、私が色々試した結果、コストパフォーマンスも含めて優秀だと感じているのが、薬局や100均(セリアなど)で買える「サージカルテープ」です。
これを、摩擦が予測される箇所(かかと、くるぶし、指など)の皮膚にあらかじめ貼っておきます。皮膚に直接貼るのでズレにくく、長時間の歩行が予測される日に特に有効です。
かかとは動く部分なので、テープが剥がれやすいですよね。ちょっとしたコツがあります。
こうすることで、足首の屈曲にテープがフィットし、格段に剥がれにくくなりますよ。
しっかり準備しても、靴の形や歩き方の癖で特定の場所が痛くなることもありますよね。ここでは、よくある悩み別のピンポイント対策と、万が一靴ずれしてしまった時の応急処置について見ていきましょう。
最も多い悩みですね。原因は、靴が「大きい」ために起こる摩擦(抜ける)か、靴が「小さい」ために起こる圧迫です。
共通の予防策として、履く前にかかとの皮膚にテープやワセリンを塗っておくのも忘れずに。また、靴紐があるタイプなら、かかとが固定されるよう、靴紐を適切に締めることも重要です。
これも痛いですよね…。これは、靴の履き口の硬い部分が、歩行時にくるぶしの骨に当たり続けることで発生します。本質は「摩擦」ではなく、骨と靴の「高さ(位置)」のミスマッチにあります。
最優先対策は「ヒールアップ」戦略
最も効果的で即効性があるのは、「カカト用のインソール(ヒールパッド)を入れて高さを出す」ことです。
かかと部分に1cm程度の厚みがあるインソールを入れることで、足のかかと位置が物理的に「かさ上げ」されます。その結果、くるぶしの骨の位置が、靴の硬い履き口よりも「上」に持ち上がり、骨と靴が直接当たるという根本的な問題が解決します。
ペダックの「パーフェクト」のように、表面が牛革でできたインソールを選ぶと、靴を脱いだ時も目立ちにくいのでおすすめです。
ローファーは、靴紐によるフィット感の調整が一切できないため、靴ずれが非常に起きやすい靴タイプです。
「かかと抜け(パカパカ)が起きるから、かかとパッドを入れたら、その分、足が前に押し出されて、今度は甲や指が圧迫される…」というジレンマに陥りがちです。
ローファーの対策は、「最小限のピンポイント介入」が鍵となります。靴が全体的に大きい場合を除き、フルインソールのような厚みのあるもので調整するのは避けた方が無難です。
かかと抜けには薄手のかかとパッド、特定の場所が当たるならジェルタイプの薄いクッションなど、問題のある箇所だけをピンポイントで保護・調整するのが最適解かなと思います。
最近の100均は本当に優秀です。靴ずれ対策グッズも驚くほど充実しています。
このセリアのサージカルテープ(半透明タイプ)は、靴ずれ防止に「かなり優秀」です。
セリアのサージカルテープが優秀な理由
高価な専用テープに匹敵する、あるいはそれ以上の効果を期待できる、最も費用対効果の高い予防策の一つだと思います。
どれだけ予防しても、靴ずれが起きてしまうことはあります。万が一「起きてしまった」時の応急処置と対処法です。
外出先での緊急対応
まずは絆創膏です。患部を清潔にしてから貼り、靴との物理的な接触を防ぎます。絆創膏の厚みがクッションになり、さらなる悪化を防げます。
緊急時のワセリン・リップクリーム使用の境界線
絆創膏がない場合、ワセリンやリップクリームの「油分」で滑りを良くする方法がありますが、これは「『ヒリヒリする』程度の初期段階限定」です。
すでに水ぶくれが破れたり、出血している「傷口」には絶対に塗らないでください。(前述の通り、細菌繁殖のリスクがあります)
帰宅後のケア(治し方)
靴ずれの「治し方」も重要です。
薬局などで販売されている「ハイドロコロイド素材」の専用絆創膏(キズパワーパッドなど)を貼ります。傷口を密閉して潤った状態を保つことで、痛みも軽減され、傷跡が残りにくく、早く治癒することが期待できます。
ただし、傷が深い場合や感染が疑われる場合は、自己判断せず、すぐに皮膚科を受診してくださいね。
今回は、革靴の靴ずれ防止について、私の経験を交えて徹底的に解説しました。
快適な革靴ライフを送るための鍵は、
この3つに尽きるかなと思います。
私も昔は新しい革靴を履くたびに靴ずれしていましたが、これらの対策を講じるようになってからは、ほとんど痛い思いをしなくなりました。
せっかく手に入れたお気に入りの革靴です。しっかり準備して、最高の相棒に育ててあげてくださいね。