靴好き必見
「そろそろ良い革靴が欲しいけれど、
ブランドが多くて選べない…」
海外の有名ブランドから日本の職人ブランドまで、価格や知名度だけで選んで失敗していませんか?
20代から40代以上まで、あなたの年齢や立場にふさわしい「一生モノ」の選び方を、忖度なしの格付け形式で解説しました。
こんにちは。靴と出会うブログ運営の靴好きです。
お気に入りの革靴を脱いだ瞬間、モワッとした納豆のような不快な臭いに顔をしかめた経験はありませんか。実は私も以前は飲み会の座敷席が怖くて仕方がないほど足の臭いに悩まされていました。
毎日丁寧に足を洗っているのになぜか消えないあの強烈な悪臭は本当に厄介ですよね。今回はそんな私が実際に試して効果を実感した革靴の匂い消しに関する最強メソッドや、逆にやってはいけないNG行動について、実体験を交えながら詳しくご紹介します。重曹や10円玉などの身近なアイテムの効果からプロも愛用する最強グッズまで幅広く解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは敵を知ることから始めましょう。なぜスニーカーよりも革靴の方が強烈な臭いを発しやすいのでしょうか。ここでは、あの鼻をつく悪臭の正体と、巷で噂されている様々な対策の真偽について、私の失敗談も含めて掘り下げていきます。
革靴から漂うあの独特な臭い、例えるなら「納豆」や「古いチーズ」のような臭いですが、この正体は主に「イソ吉草酸」という物質です。名前からして強そうですが、実際に環境省が定める特定悪臭物質の一つにも数えられるほど強力な悪臭成分なんです。
私たちの足の裏は、1日にコップ1杯分(約200ml)もの汗をかくと言われています。汗そのものは無臭なのですが、靴の中という高温多湿な環境で、皮膚にいる常在菌が汗や剥がれ落ちた角質をエサにして繁殖する際に、このイソ吉草酸を排泄します。
革靴は構造上、通気性が悪く湿気がこもりやすいため、まさに雑菌にとっての天国(培養器)となってしまうのです。
さらに、疲労がたまると「疲労臭」と呼ばれるアンモニア臭も加わり、酸性とアルカリ性の臭いが複雑に混ざり合って、あのどうしようもない悪臭が完成してしまいます。
家にあるもので何とかしたい時、真っ先に思い浮かぶのが「重曹」ではないでしょうか。お掃除アイテムとして優秀な重曹ですが、実は革靴の匂い消しとしても一定の効果が期待できます。
重曹は弱アルカリ性の性質を持っているため、酸性の臭いであるイソ吉草酸を中和してくれるのです。使い方は簡単で、お茶パックや使い古した靴下に重曹を詰め、靴の中に入れておくだけです。
ただし、粉を直接靴の中に振りかけるのはおすすめしません。粉の除去が大変なだけでなく、アルカリ成分が革にダメージを与え、硬化や変色の原因になる恐れがあります。
私も試したことがありますが、酸っぱいような臭いに対しては効果を感じました。ただ、劇的に臭いが消えるかと言うと、「そこそこ効くかな?」というレベルの印象です。
「靴の中に10円玉を入れると臭いが消える」というライフハックも有名ですよね。これは10円玉の素材である銅(銅イオン)が持つ殺菌作用を利用したものです。
理論上は正しいのですが、実際にやってみると片足に1〜2枚入れた程度ではほとんど効果を感じられませんでした。数億個という単位で繁殖しているバクテリアに対抗するには、接触面積が圧倒的に足りないのです。
もし10円玉で本気で消臭しようと思ったら、靴底が見えなくなるくらい(片足10枚以上)敷き詰める必要があります。さらに、黒ずんだ10円玉では効果が薄いため、ピカピカに磨いたものを用意する必要があり、手間とコストを考えるとあまり現実的ではないかもしれません。
海外のサイトなどで見かける「ジップロックに入れて冷凍庫で凍らせる」という方法。寒さでバクテリアを死滅させるという理屈ですが、これは絶対にやってはいけないNG行動の一つです。
一般的な家庭用冷凍庫の温度では、多くのバクテリアは死滅せず「休眠」するだけです。常温に戻して履き始めれば、体温と汗ですぐに活動を再開します。
さらに恐ろしいのは、革へのダメージです。革に含まれる水分が凍って膨張することで繊維が破壊されたり、解凍時の結露でカビの原因になったりと、リスクしかありません。
大切な革靴をダメにしてしまう可能性が高いので、この方法は都市伝説として聞き流すのが賢明です。
ここ数年で除菌意識が高まり、何にでもアルコールスプレーを吹きかけたくなりますが、革靴に対しては細心の注意が必要です。
アルコールは油分を分解する力が強く、革の表面のコーティングや染料を溶かしてしまうことがあります。その結果、「色落ち」や「シミ」、最悪の場合は表面が白く濁ってしまうといったトラブルを引き起こします。
実は私も、お気に入りの茶色の革靴に除菌スプレーがかかってしまい、そこだけ白く色が抜けてしまった苦い経験があります。一度こうなると元に戻すのはプロでも大変なので、アルコール除菌スプレーは革靴には使わないようにしましょう。
民間療法では太刀打ちできない頑固な臭いには、やはり科学の力で対抗するのが一番です。ここからは、私が実際に使って感動した「最強」のアイテムと、臭いを発生させないための予防習慣についてご紹介します。
私がこれまで試した中で、間違いなく「最強」だと感じたのが、パウダータイプの消臭剤「グランズレメディ」です。靴好きの間ではもはや伝説級のアイテムと言っても過言ではありません。
使い方はシンプルで、付属のスプーンで白い粉を靴の中に散布するだけ。これを1日1回、約7日間続けると、嘘のように臭いが消え失せます。ミョウバンや酸化亜鉛などの成分が、バクテリアを徹底的に除菌・抗菌してくれるようです。
半年ほど効果が持続すると言われており、コストパフォーマンスも抜群です。
唯一のデメリットは、靴下や足の裏が白くなることです。ただ、履いているうちに粉が馴染んで透明になるので、靴を脱ぐ予定がある日の直前でなければ問題ありません。
「今すぐ臭いを何とかしたい!」という緊急時には、スプレータイプが便利です。特に銀イオン(Ag+)配合のものは殺菌力が高く、植物由来の成分で臭いを中和してくれるものも効果的です。
ただし、スプレーはあくまで一時的な対処療法に過ぎません。揮発してしまえば効果が切れるため、根本的な解決にはなりにくいのが正直なところです。「今日は飲み会がある」といった日の直前に使うレスキューアイテムとして持っておくと安心ですね。
臭いの原因となる汗を直接受け止めてくれるインソール(中敷き)の選び方も重要です。特に活性炭入りのものや、吸湿性に優れた天然素材(い草や畳など)のインソールは非常に効果的です。
そして何より大切なのは、「インソールは消耗品と割り切って定期的に交換すること」です。どんなに高機能なインソールでも、汚れが蓄積すればそれ自体が臭いの発生源になります。洗えない革製インソールの場合は、臭いが気になり始めたら潔く新品に交換するのが、結果的に一番の近道だったりします。
「もう何をやっても臭いが取れない!」という最終手段としておすすめなのが、革靴の丸洗いです。「革靴を水で洗うなんて正気?」と思われるかもしれませんが、専用の「サドルソープ(皮革用石鹸)」を使えば、自宅でも安全に洗うことができます。
サドルソープには保革成分が含まれているため、汚れを落としつつ革に栄養を与えることができます。
| 手順1 | ステインリムーバーで表面の汚れを落とす |
|---|---|
| 手順2 | スポンジで靴全体を水で濡らす(ドボンと漬けない) |
| 手順3 | サドルソープを泡立てて優しく洗う |
| 手順4 | 泡を拭き取る(完全にヌメリを取らないのがコツ!) |
| 手順5 | シューキーパーを入れて陰干しでしっかり乾燥させる |
洗い上がった靴はサッパリとして、長年蓄積した臭いもリセットされます。ただし、乾燥には2〜3日かかるので、時間に余裕がある時に行いましょう。
靴だけでなく、足に直接触れる靴下を見直すことも非常に効果的です。ポリエステルなどの化学繊維は乾きやすい反面、臭くなりやすい特徴があります。
私がおすすめしたいのは、天然の抗菌・防臭機能を持つ「ウール(特にメリノウール)」の靴下です。登山家が何日も履き続けても臭わないと言われるほどの実力があります。
また、指の間の汗を吸い取ってくれる「5本指ソックス」も最強の味方です。最近はビジネスシーンでも違和感のないデザインのものが増えているので、ぜひ試してみてください。
革靴の匂い消しについて、様々な角度から対策をご紹介してきました。最後に大切なポイントをまとめます。
そして何より、「1日履いたら2日は休ませる」というローテーションを守ることが、臭いを防ぐ一番の近道です。適切なケアと習慣で、足元の臭い悩みから解放され、快適な革靴ライフを送りましょう。
※本記事で紹介した方法は一般的な情報に基づきますが、革の種類や状態によっては適さない場合もあります。高価な靴やデリケートな素材の場合は、まずは目立たない場所で試すか、専門のクリーニング店にご相談されることをおすすめします。