靴好き必見
「そろそろ良い革靴が欲しいけれど、
ブランドが多くて選べない…」
海外の有名ブランドから日本の職人ブランドまで、価格や知名度だけで選んで失敗していませんか?
20代から40代以上まで、あなたの年齢や立場にふさわしい「一生モノ」の選び方を、忖度なしの格付け形式で解説しました。
こんにちは。靴と出会うブログ運営の靴好きです。
「RAYMAR(レイマー)」の革靴、最近SNSやブログでよく見かけますよね。
アノネイ社のボックスカーフを使ってハンドソーンウェルテッド製法、それなのに2万円台から手に入るなんて、正直「怪しい」とか「安かろう悪かろうなんじゃないか」と疑ってしまう気持ち、とてもよくわかります。
実店舗がないから試着もできないし、サイズ選びで失敗したらどうしようという不安も大きいですよね。実は私自身、初めて購入ボタンを押すときはかなり勇気が必要でした。
でも、実際に足を入れてみて、その不安は驚きと喜びに変わりました。
すこの記事では、私が実際にRAYMARを体験して分かった品質の真実や、ネット通販の壁を乗り越えるサイズ選びのコツについて、包み隠さずお話しします。
静岡県焼津市から彗星のごとく現れ、またたく間に革靴愛好家の心を掴んだRAYMAR。なぜこれほどまでに騒がれているのか、その秘密をスペックと実際のユーザーの声、そして私の体験から紐解いていきます。
通常、革靴を買うなら百貨店や専門店でフィッティングしてから…というのがセオリーですよね。しかし、RAYMARは実店舗を持たず、Yahoo!ショッピングなどのECサイトを主戦場とするD2C(Direct to Consumer)ブランドです。
なぜ実物を見られないのにこれほど人気なのか。その最大の理由は、中間マージンを極限までカットしたことによる「異常なまでのコストパフォーマンス」と、ブランド代表である大石氏の「良い靴を適正価格で届けたい」という熱い想いにあります。
RAYMARが支持される背景
ネット上の評判を見ても、「大石さんの対応が神すぎる」「不具合情報の開示が正直で信頼できる」といった、製品そのものだけでなく企業姿勢に対するファンが多いのも特徴です。
RAYMARを語る上で外せないのが、2万円台後半のモデルから採用されている「ハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)」です。通常、この価格帯ならセメント製法か、良くてもマシンメイドのグッドイヤーウェルテッド製法が関の山です。
ハンドソーン製法は、インソールに「リブ」というパーツを使わず、職人が手作業(または手縫いに近い機械操作)でウェルトを縫い付けます。これにより、以下のメリットが生まれます。
レビューでも「履き始めから返りが良くて驚いた」「この価格で九分仕立ては価格破壊」という声が多数。実際に履いてみると、地面を掴むような感覚があり、マシンメイドの硬い靴とは一線を画す履き心地です。
革靴の顔である「アッパー(甲革)」にも、RAYMARは一切の妥協がありません。世界的な有名タンナーの革を惜しげもなく使用しています。
RAYMARで使用される主な高級レザー
これらは通常、5万円〜10万円クラスの海外高級靴に使われるレベルの素材です。同価格帯の国産靴がガラスレザーや安価なキップレザーを使用することが多い中で、RAYMARの素材選びは「反則級」と言っても過言ではありません。「磨いた時の光沢が全然違う」というレビューが多いのも納得です。
日本のビジネスマンにとって避けて通れないのが「雨の日の革靴問題」。RAYMARはこの悩みにも「レインシリーズ」で回答を出しています。
撥水加工を施した「ウォータープルーフカーフ」と、グリップ力抜群の「Vibramソール」を組み合わせた実用靴ですが、ここには少し注意点もあります。特に多い口コミが、「袋ベロ(ガセットタン)が足に当たって痛い」というものです。
レインシリーズ購入時の注意点
雨の侵入を防ぐためにタンがアッパーと繋がっている「袋ベロ」仕様ですが、革が重なる部分が足の甲に食い込み、激痛を伴うことがあります。大石氏も推奨している通り、履く前に指で揉みほぐして柔らかくするプレメンテが必須です。
しっかりと対策をすれば、雨の日でも気兼ねなく履ける頼もしい相棒になります。見た目は完全にドレスシューズなので、スーツスタイルを崩さないのも嬉しいポイントです。
RAYMARのユニークな点は、ユーザー参加型の靴作り企画「REVO(Reflect Voice Order)」にあります。「こんな靴が欲しい!」というユーザーの投票でデザインや仕様が決まり、製品化されるのです。
メーカー側としては「売れるかわからないリスク」を排除でき、ユーザー側は「自分が欲しかったマニアックな仕様の靴」が手に入る。まさにWin-Winの関係です。ミュージアムカーフを使ったスキンステッチUチップなど、他社では企画会議で通りそうにない凝ったモデルが実現するのは、このREVOがあるからこそ。この「一緒にブランドを育てている感覚」が、RAYMARの評判を支える大きな柱となっています。
さて、ここからが本題です。ネット通販で革靴を買う際、最も高いハードルとなるのが「サイズ選び」です。RAYMARは返品・交換が可能とはいえ、送料の手間は避けたいもの。ここでは、失敗しないための具体的なノウハウを解説します。
「試着できない」という弱点を克服するためにRAYMARが提供している神サービス、それが「アシーレ(Assire)」です。
これは、気になっているモデルのサイズ見本(ビニール越しに足を入れる試着用靴)を自宅に取り寄せられるサービスです。例えば「25.0cmか25.5cmで迷っている」という場合、両方を取り寄せて履き比べることができます。
「絶対に利用した方がいい」と断言できます。レビューでも「アシーレのおかげでジャストサイズが見つかった」「送料負担だけで自宅でじっくり確認できるのはありがたい」と絶賛されています。歩行や屈曲は禁止されていますが、足を入れた瞬間の「タイト感」や「踵の食いつき」を確認するには十分です。
アシーレを使う前に、ある程度サイズのアタリを付けておく必要があります。RAYMARのサイズ感は、日本の一般的ビジネスシューズ(特にリーガル)とは大きく異なるため注意が必要です。
| 比較ブランド | サイズ感の傾向 | RAYMAR選びの目安 |
|---|---|---|
| REGAL (リーガル) | かなり大きめ | -0.5cm 〜 -1.0cm |
| Scotch Grain | やや大きめ (EEE等) | 同サイズ 〜 -0.5cm |
| 海外ブランド (UK) | 標準的 | 同サイズ 〜 +0.5cm |
| スニーカー | 小さめ | -1.0cm 〜 -1.5cm |
私の場合、リーガルで25.5cmを履いていますが、RAYMARの主力ラスト「5722」では25.0cmがジャスト、あるいはタイトフィット狙いで24.5cmを選ぶこともあります。RAYMARは踵が小さめに設計されているため、リーガルと同じ感覚で選ぶと「大きすぎる」ことは稀ですが、「思ったより幅が狭い」と感じることは多いかもしれません。
▼ 日本と海外、どっちを選ぶ?
RAYMARのレビューを見ていると、「最初は万力のように締め付けられた」「修行期間が必要」といった、痛みを訴える声が散見されます。これには理由があります。
ハンドソーンウェルテッド製法やグッドイヤーウェルテッド製法は、履き込むことで中底が沈み込み、空間が広がります。RAYMARはこれを計算に入れ、「最初はきつめ、馴染んだらジャスト」になるよう設計されているモデルが多いのです。
「窮屈」の正体
新品時の圧迫感は、むしろ適正なフィッティングである可能性が高いです。ただし、「指が重なって激痛が走る」「骨に当たって耐えられない」レベルはサイズミスです。あくまで「全体的にギュッと握手されている感覚」を目安にしましょう。
RAYMARの最大のデメリットと言えるのが、「欲しい時に買えない」ことです。人気モデルやREVO企画の商品は、販売開始から数分で売り切れる「クリック戦争」になることが珍しくありません。
「いつでも買える靴」ではないため、気になるモデルがある場合は、事前にYahoo!ショッピングのページをお気に入り登録し、販売開始時間の5分前にはスタンバイしておく必要があります。この入手難易度の高さが、逆に「手に入れた時の喜び」を増幅させている側面もあるかもしれませんね。
意外な視点かもしれませんが、RAYMARはリセールバリューも優秀です。前述の通り「入手困難」であるため、サイズが合わなかったり、整理のために手放したりする際も、メルカリやヤフオクなどの二次流通市場で比較的高値で取引されています。
「サイズ選びに失敗したら大損するかも」と心配な方にとっては、この需要の高さは安心材料になるはずです。状態が良ければ、購入価格の7〜8割程度で売れるケースも少なくありません。
今回は「RAYMAR(レイマー)」の評判やレビューについて、私の体験を交えて解説してきました。
結論として、RAYMARは「多少の手間(サイズ選びやクリック戦争)を惜しんででも、手に入れる価値のある靴」だと断言します。アノネイの革の輝き、ハンドソーンの吸い付くような履き心地、そして作り手の顔が見える安心感。これらを2〜3万円台で体験できるブランドは、世界中を探してもそうそうありません。
もしあなたが「予算は限られているけど、本格的な良い靴を履いてみたい」と思っているなら、RAYMARは間違いなく最高の選択肢の一つになります。まずは「アシーレ」を試して、そのクオリティを足で感じてみてください。